自分の取扱説明書を創ろうWSレポ《2》
参加してくださった方々のお声を一部ご紹介しつつ
相づちをうつスタイルでレポートしますね。
「地味だけど、とても大切な体の使い方を教えてくれるワークショップ」
そうそう!
大切な事って、実は地味なんですよね。
そして、地味なことほど自分では気づきにくかったりします。
地味なワークショップって、パッと見では魅力がすくないようにうつったりします。
だれでも、新しい経験をしてみたいものだし、一度通ったはずの道をもう一度戻ったりすることにお金や時間は使いたくないからです。
でも、基盤を固めることによって、そのうえに何となく乗っかっていた知識や経験がまとまってきて、確実に自分のものになるんですよね。
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「初めて解剖学に触れて、筋肉のことを意識しましたが、今までの体の使い方や、思考を見直すことができました。自分の持っているものの精度が高まり、進化していけると思います。」
意識していなかった部分に気づくと、他の部分との繋がりがあきらかになり、
これまでの経験が生きてきて、全体的にパワーアップするような感覚が湧き上がることがあります。
ただ練習するだけでは気づけないことも、解剖学的な視点から仕組みを知ることで、意識が変わってくるんですよね。
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「解剖学を教えてもらったのだけど、その上にある概念を押さえている話だったので、よく理解することができた。」
ただ解剖学を学ぶだけというのは・・・
考えただけでフリーズしちゃいますよね。(私の場合はですけどね)
でも。
「なぜ解剖学を使ってヨガの練習に取り組むのか」ということが分かっていれば、それは変わってきます。
解剖学を目的にせず、手段にするということ。
宏治さんも何度も繰り返しその事をお話しされていました。
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「実践しながらの説明をしてくださったので頭だけでなく体で覚えた感じです。」
筋肉の名前を覚えたところで、使えなければ意味が無い。
逆の言い方をすれば、意識をする必要がある筋肉に気づけたらいいわけです。
このワークショップでは、今後、自分で練習していて
「あー、このポーズ上手くいかないなー」って感じたときに、
どうやって解剖学を用いればいいのか。
それを教えてもらいました。
使ったのは、この本。
プロが教える骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典
https://books.rakuten.co.jp/rb/12383321/
ただ読んでいるだけでは身につかない知識も、
必要なら覚えちゃいます。
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「ポーズが出来ない原因となっている筋肉、そしてその筋肉を解剖学的に説明してくれたので、感覚として解剖学を感じられました。」
座位前屈が苦手な場合。
「脚の裏の筋肉が硬い」と考える場合がほとんど。
でも、筋肉というのは、1つだけで作用しているものではなくて、
そのまわりの筋肉の状態の影響を受けています。
宏治さんの豊富な経験や知識から、別角度でそこに光をあてました。
これは、自分で勉強をして気づくこともできますが、とっても時間がかかること。
ここは、既に学んでいる人に教えてもらうのが一番です。
「苦手を克服するためのアドバイスをもらいながら練習する」という内容のクラスが、すごく評判よかったです。次回ワークショップでお招きするとしたら、このクラスが大人気になる気がします!もちろん、その前の段階で学んだことが生きてくるクラスでもあるので、併せて受講することをオススメしますけどね。
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「苦手だと思い込んでいたこともやり方次第でできるようになることを学ばせていただくことができました。」
本当に思い込みとはおそろしいものです。
極端に感じるかも知れませんが、自分の人生の可能性を自らつぶすようなことになりかねない。
それが、思い込み。
体の使い方に限らず、思考や選択にも及んでくることです。
体を使うヨガの練習で、自分の思い込みに気づく事ができたら、
知らない間に
見えない領域 = 思考や感情
にも、それを用いることができるようになってきます。
宏治さんの知識や理論は、そのことをスムーズに受け取りやすく導いてくれました。
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「自分の体を知ること(解剖学的知識を入れること)で、体を動かしていくイメージがより鮮明になった。解剖学は難しいものではないと思った。」
本当にそうなんです。
難しいものでは無いと思えたら、親しみやすくなりますよね。
ヨガでの体の使い方に限らず、日常生活で「あれ?」と思った部分にも解剖学をお供に
より良い体の使い方を発見できたら、日常の質がグンとよくなります。
ぜひぜひ、あなたのおそばに解剖学をおいてくださいな。
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ご参加のみなさまと、2日目に記念撮影。
山田緑地の空気も澄んで美しく、学ぶ為の鋭気を与えてくれました!
新しい意識で自分の体と向かい合うことは、
新しい服を着るときのようにワクワクします。
新しい服を着て出かけるとき、
空気もいつもと違うような感じがします。
自分自身を観察することは、新しい意識に出会うことでもあります。
ということは、
毎日毎日新鮮な空気を味わいながら生きることができるってことなんですよね。
それって、なんでもない毎日がキラキラと輝き出すってことだと思います。
解剖学は、そんな新しい意識に出会うことを手伝ってくれる学問だなぁって感じられたワークショップでした。
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わたしは、新しい体の使い方を組み合わせて、
「今までより関節の緩さに依存しない前後開脚」に挑戦しました。
このポーズができたからってなんなの・・・
とか、
このポーズって何がいいの?
なんて思うことがあるなら、
それはそのポーズについて一度解剖学的な理解を加えてみるといいと思う。
新しい視点でもって、そのポーズと向き合ったとき、
そのポーズはきっと、あなたにたくさんの恩恵を与えてくれはず。
宏治さんには、また来ていただこうと思っています。
次回みなさんにお会いできることを楽しみにしています!